結婚指輪の強度の話

いつもありがとうございます。千葉県成田市で一番質問し易いブライダルリング専門店ラムールトゥジュールの船越です。


<多かれ少なかれ歪んじゃう、指輪とはそういうもの>

さて、今日は、結婚指輪の強度(硬さ)に関するお話をしたいと思います。

結婚指輪は、基本的に、長く、そして、毎日使うものです。

人間が使うアイテムとしては、かなりヘビーユースなものになると思います。

何と言っても、指に着けていますので、手で何かを掴んだり、触ったりすると、触れたものとの接触によって、衝撃を受ける機会が多いものなんです。

男性の場合などは、力も強いので、その強い力によって、指輪の形状に影響を与えてしまう場合などもあります。

また、極端な衝撃や力を加えなくても、長年使っていたら、どんな指輪も新品の時の様な真円のままなんてことは無いんです。

多かれ少なかれ歪んじゃうもんなんですよね。

結婚指輪に限らずですが、指輪とはそういうものなんです。


<各メーカーは、大なり小なり指輪の強度に工夫をしている>

ですので、各メーカーさんは、ダメージに少しでも対抗できるように、大なり小なり指輪の強度に工夫をしていることが多いんです。

少しでも、曲がりにくい様に、少しでも、傷つきにくい様に、金属の調合具合や製造方法に工夫をして、強度を強くしているという事です。

どんな感じかというと・・・金属の硬さを示す数値であるビッカース硬度という数字がある(数字が大きい方が硬い)のですが、

特に強度を意識していない一般的なプラチナ(Pt900)で、大体75Hv前後、

少しく強度を意識していると130Hv前後、

ある程度硬さを特徴にうたえるくらいだと150Hv以上くらいのイメージでしょうか?

でもって、かなり硬い次元に持って行っている場合などは、200Hv以上のものなんかもあります。(かなり大雑把な分類ですが…)

ステンレスのスプーンが180Hvくらいですから、180Hv以上、それこそ200Hvを越えるレベルになるとかなり硬いと言えます。

<一切歪まない様なそんな金属も指輪もあるわけがない>

前述の通り、そういう硬さを特徴としたブランドが幾つかあるんですよね。

そりゃ当然、硬い方が傷つきにくいし、曲がりにくいのは間違いないですから、お使いになるユーザーさんにとってはそっちの方が良いですもんね。メーカーは、それを商品の特徴としてアピールしたい訳ですよ。

ですが、ここで、問題なのは、言葉足らずな説明をしているお店やスタッフが多いんですよね。

硬いという事を強調したいがばかりに、全く傷つかない、全く曲がらない、一切歪まない、ものであるかの様に、お客様に思わせてしまう様な伝え方をしていることが結構あるんです。

硬さが大きな特徴となっている鍛造の商品なども誤解を生む様なキャッチコピーでアピールしていることが多いですが、鍛造で作っても傷つかないなんてことは、全くありませんので誤解しない様にしましょう。

鍛造だろうが、かなり硬かろうが、全く傷つかない、全く曲がらない、一切歪まない様なそんな金属も指輪もあるわけがないんですよ。



<もっと大事なことを正確に伝えられるとは思えない>

なのに、お客様はすっかり、全く傷つかない指輪を買ったと思ってしまっている訳です。

完全にお客様をミスリードしてるというか、誤解させてしまっているんですよね。

硬い方が、傷つきにくい、曲がりにくい、歪みにくいのは、間違いありません。

それは確かですが、全く傷つかない、全く曲がらない、一切歪まないという事ではないんです。

そんなものは、ありえませんので、もしもそのような説明に聞こえたら、この話を思い出して下さい。

ちなみに、そんな説明があったら、私は、そんなお店で結婚指輪を買うのはやめた方が良いと思います。

なぜなら、そんなことでさえも正確に伝えられない様なレベルのお店がもっと大事なことを正確に伝えられるとは思えないからです。

繰り返しますが、結婚指輪は、かなりヘビーに使われるアイテムです。

ですから、強度がある方が、ユーザーにとってのメリットは確実にあります。

ですが、それは、傷つきにくい、曲がりにくい、歪みにくいのであって、全く傷つかない、全く曲がらない、一切歪まないという事ではないんですよね。

誤解して購入すると、数日後には、間違いなく話が違うという事になって、不愉快な思いをされることになってしまいますので…。



<凄く硬いレベルを実現しているメーカーは、腕の良い職人が居る>

硬さに関連した話で、もう一つ。

メーカーは、本当は、どこも、かなり硬くしたいはずなんですよね。

だって、それがひとつの魅力になりますからね。

お客様にとっても良い事な訳ですから…。

ですが、ビッカースが180を超えてくるようなメーカーはあまりないんです。

それはなぜかと言いますと、硬い素材を使うと、作るのが格段に難しくなるからです。

製造技術の水準がかなり高くないと、硬い材料で指輪を作ることが出来ないんですよね。

だから、どのメーカーもがそうしたいところですが、それを出来るところがあまり多くは無いんです。

それって、ある意味、凄く硬いレベルを実現しているメーカー(ブランド)は、腕の良い職人が居るという事を裏付けていると思います。

という事で、参考にして頂ければ幸いです。(婚約指輪も同様です)

当店には、かなり硬い商品のブランドありますので、傷つきにくい、曲がりにくい、歪みにくい結婚指輪をご希望の方は、是非ご相談頂ければと思います。

今日はここまで。From NARITA with Love.