結婚指輪はペアで買わなきゃいけないの?

こんにちは~千葉県成田市で一番長くやっているブライダルリング専門店ラムールトゥジュールの船越です。

<お二人さえ良ければ、好きなものを自由に組み合わせても全く問題ない>

さて、早速ですが、多くの方が結婚指輪というのは洋服のペアルックのごとく、同じデザインでペアになっている指輪というイメージをお持ちだと思います。

実際、お店に行くと、結婚指輪は、2本ずつ対になってリング差しに入って展示されていますし、各社のHPや広告の画像なども基本的にペアで写っているものが使われていますので、メーカーがペアリングしている2本をセットで購入するものだと思いこまれているのではないでしょうか?

しかしながら、実は、メーカーが設定しているペアで買わなければならないものではないんです。お二人さえ良ければ、それぞれ好きなもの選んで、それを組み合わせて、お二人なりの結婚指輪として頂いて全く問題ないものなんです。

もしかすると、結婚指輪なのに、ペアじゃないなんて嫌だぁ~と思われる方もいらっしゃると思いますし、結婚指輪だからこそ、お揃いのデザインにしたいぃ~という憧れをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

<ペアなのに、ペアに見えないものもたくさん存在する>
ですが、次の画像をご覧ください。

男性用の結婚指輪と女性用の結婚指輪のデザインが全く違うものですが、実は、これはこれでペアなんです。この組み合わせで、メーカーがセットしているペアの結婚指輪なんです。

つまり、ペアであっても、デザイン的には、似ていないものが組み合わされている結婚指輪も今は結構あるんです。

勿論、昔ながらのデザインもそっくりでペア感がある結婚指輪もありますが、ペアなのに、男女のデザインが全く違う結婚指輪も今の時代にはあるんですね。

ということで、もしも、男女のデザインが全く違うペアの結婚指輪の場合、それぞれ指輪を身に着けていたら、他人からはペアに見えない訳なんですよね。

本当は、ペアなのに、ペアに見えない結婚指輪があるので、逆に言えば、デザインの異なる、本来はペアとして設定されていないものを組み合わせて結婚指輪としても、ほとんど同じ事だと思う訳です。

今の時代の結婚指輪は、他人から見て、ペアなのかペアではないのかなんてわからないってことなんです。

<結婚指輪の性質上、激しい我慢をして後日後悔すると残念>

お二人の指輪に対するデザインの好みが同じであれば、デザイン的に似ているペアの結婚指輪を選び易いと思うのですが、もしも、デザイン的な好みが全く違う場合、デザインが似ているペアにこだわってしまいますと、どちらかが激しく我慢した形で結婚指輪を選ばなければならなくなりますよね。

デザイン的なペア感を実現する為に、自分の好みを抑え込んで我慢するという考え方もあるでしょう。そして、ペアにしたいというどちらかの思いを愛の強さで叶えようというのは、一見、美しく思えるかもしれません。

ですが、基本的に、一生に一度しか買わないもので、かなり長く使うもので、毎日身に着けるもので、とても大事なアイテムなのに、結婚する二人のどちらかが激しく我慢するというのは、如何なものでしょうか?(まぁ、大概男性が我慢するケースが多いですが・・・)

最初は良くても、もしもどこかの時点で、我慢していた指輪が気に入らなくなったり、我慢したことを後悔することになったりしたら、非常に残念なことですよね。であれば、無理することなく、お互いに、好きなものを選んで、お二人らしい結婚指輪にされたって良いんだと思うんです。

ちなみに、当店の店頭では、ペアに設定されている結婚指輪ではないもの、つまり、お互い自由に好きなものを選んで組み合わせる形で結婚指輪を選ばれているお客様の比率は4割近い感じです。

私は、ペアでない結婚指輪をお薦めしたい訳でもありませんが、実績上、ペア感がない結婚指輪を選ばれている方も少なくないという事なんです。

それに、お二人は、これから長い結婚生活を送る訳ですから、お互いの価値観を尊重し合うってことも大事なことだと思いますし、実際に、お互いの価値観を認め合っていれば、結婚指輪がデザイン的にペアでなくても気にならないのではないでしょうか?

<結婚指輪を大事にする旦那さんは、妻のことも大事にしてくれる>

また、私はこんな風にも思います。例えば、旦那さんが選んだ結婚指輪があなたの指輪と全然デザインの違うものだったとしましょう。ですが、それは旦那さんが凄く気に入ったデザインの指輪であり、旦那さんがいつも嬉しそうにニヤニヤしながら見とれてしまうそんな指輪だったとします。

そうなれば、当然、いつも大事にしながら、身に着けてくれます。旦那さんがうっとりと見とれているその指輪は、お二人の結婚指輪です。

二人の大事な結婚指輪をうっとりと見つめて嬉しそうにしている旦那さん、そしてまた、その結婚指輪を宝物の様にいつも大事に扱ってくれ、いつも嬉しそうに身に着けてくれている旦那さんを見て、あなたはどんな気持ちがするでしょうか?

考えるまでもないですよね。嬉しいに決まっていると思います。結婚指輪を大事にしている=二人の結婚(&妻)を大事に思っている、という事に他ならないからです。

<価値観は様々、二人らしく自由な発想で決めるのがベスト>

色々な価値観があってしかりなので、デザイン的なペアにこだわるのは間違っているとまでは申しません。

ですが、結婚指輪のデザインはたとえ大きく違っていても、実は、結婚指輪に見とれながらニヤニヤしている旦那さんが、あなたを大事にしてくれる、幸せにしてくれる旦那さんであることも、是非、頭の片隅に置いておいて頂ければと思います。

色々書きましたが、これといったルールがある訳でもないので、ペアの結婚指輪であろうと、なかろうと、お二人の感性に素直に従って自由にお選び頂ければそれが一番良いと思います。

お二人が素敵な結婚指輪に出会えますように、陰ながらお祈りしております。今日はこの辺で。千葉県成田市より愛を込めて。