値引きって本当にお得なの?その4

いつもありがとうございます。ラムールトゥジュールの船越です。

さて、今日は、値引きって本当にお得かどうかのその4です。

今日は、趣向を変えて逆から見てみましょう。

『得』しているかではなく『損』をしていないかどうかという見方です。

では、どうであれば、損をしていないことが確認出来るでしょうか?

損をしてないことが確認出来るのは、購入者全員が同じ条件で買うことしかありません。

つまり、定価で購入するという事です。

但し、大事な事があります。

値引きしないことを徹底し、貫いているお店で買わなければ意味が無いということです。

値引きを徹底していないお店でなければ、あなたが定価で買っても、他の誰かは値引きしてもらっているかもしれませんからね。

そういう意味では、値引きをしてくるお店は、たとえ値引きしてもらっても、自分よりもっと多く値引きしてもらっている人がいるかもしれないという気にさせられる嫌さもあるし、

定価で買っても損してない事が確定されないので、いずれにしても購入する側を嫌な気分にさせるので、良いお店とは言い難く、こういうのは害悪に思えてきますね。

逆に、値引きしないことを徹底しているお店は…、

一見、融通が利かず、お高くとまっているお店の様に感じるかもしれませんが、それしか購入者が安心出来る道がない事を解かっていて、そこをしっかり守っている良いお店の様に見えてきますよね。

だって、値引きしない事を徹底するのは、値引きしないと公言し、有言実行するしかないんですが、それをHPなどに書くのは、お店として正しい事のはずなのに、正しい行為と理解されにくいですからね。

にもかかわらず、それを押し通すのは、簡単ではありませんから、良いお店だし立派な取り組みの様に思います。

よくよく考えてみると、良い事だとは思えない『値引き』が好まれ易く、正義を貫く『値引きしない姿勢』がその価値と意味を正しく理解されにくいって、世の中は皮肉なものですね。

しかし、こうやって考えてみると、お得かどうかだけの話ではなく、やはり、値引きというものは、良いものではない気がしてきますよね。

そして値引きと言う行為そのものが存在しなければ、自分が得をしているのかいないのかなんてことに懐疑的になることもないし、結局は誰も損をしないんですけどね。

私は、社会主義者ではありませんが、ここについては資本主義の嫌な面だなぁって思います。この辺りが伝わると良いのですが…ご参考まで。

千葉県成田市より愛を込めて。