結婚指輪の他人とのかぶり。気にする人、しない人
ブライダルリング専門店 ラムールトゥジュール の船越です。
<意外と気になるのは、他人とのかぶり>
さて、今日は、結婚指輪や婚約指輪のブランドに関する盲点について書きたいと思います。
ただ、気になる人と気にならない人が居ると思いますので、気になる人は参考にして頂き、気にならない人は気にしないで頂ければと思います。では、参ります。
結婚指輪や婚約指輪で意外と気になるのは、他人とのかぶりじゃないかと思います。
店頭でお客様とお話しする中でも、その事は結構耳にしますし、
極端なたとえになりますが、お隣のご夫婦とかぶってしまったとか、身近にいる嫌いな人とかぶってしまうようなことが実際におこったら、ちょっと凹みますよね。
とは言え、ブランドのみならず商品まで全く同じに、かぶってしまう様な事は、そんなになかろうと思われる方もいらっしゃるでしょう。
確かに、それはそうかもしれません。
ですが、ブランドだけでもかぶっていると、どちらの方が上位商品だとか、真似したとか真似されたとか、そういう面倒臭い事があるんですよね。
2人にとって特別なアイテムゆえに、他人とかぶりたくないだけでなく、そういう事が煩わしいから、かぶりたくないというお気持ちもあるんですよね。
ということで、他人との被りが気になる方へ、参考となるお話をしたいと思います。
<それだけ、かぶり易いってことです>
人とかぶらないようにするのは、単純な話で、多くの人が選ぶようなものを避けるのが一番です。
なのに、なぜか、
人気ランキングで上位と発表されているブランドとか、
有名ブランドとか、
そういう多くの人が目指しそうな方向に行ってしまう人が少なくないんですよね。
本当に不思議です。
では、ちょっと、その辺りを考えてみましょう。
世の中に、ジュエリーブランドに詳しい人なんて、そんなに多くないんですよね?
このブログをお読み頂いている方もきっと詳しくない方が多いと思いますので、皆さんに、ちょっと、お聞きしたいと思います。
今から、あなたが知っているジュエリーブランドを3つ、頭に思い浮かべてみて下さい。どうぞ。
3つ思い浮かべて頂けましたか?
はい、では、思い浮かべた3つのブランドの中に、
ティファニー、カルティエ、4℃、の内、どれか一つくらい入っていませんでしたか?
ひとつもかぶらなかった人なんて、多分いないんじゃないでしょうか?
でしょ?そんなもんなんですよ。
そんな感じで、そこそこ名前を聞いたことがあるブランドなら良かろうと思って、そっちへ行ってしまうんですよね。
特に、ナショナルブランドは、憧れている人も多いですから仕方ないかもしれませんが、
ただ、まぁ、それだけかぶり易いってことなんですね。
おまけに、この3つのブランドの中で、どのブランドが一番買い易そうか?ってイメージしてみてください。
多くの方が同じ国産のブランドを想像してしまったのではないでしょうか?
ですよね?
多くの方が同じものをイメージしてしまうという事は、当然それだけかぶり易いという事なんですよね。
お解り頂けたでしょうか?
<ゼクシィに載っている指輪ブランドも他人とかぶり易い傾向がある>
そしてもうひとつ・・・。
有名な結婚情報誌のゼクシィと言うのがありますね?
あれも結構要注意なんです。(これも良し悪しの話ではありません)
ゼクシィを否定するつもりはありませんので、誤解の無いようにお願いしたいのですが、
ゼクシィは、競合誌がないので、バイブルの様な存在になっていますよね。実は、あれ広告集なんで、皆さん広告集を買わされている訳なんですけどね。
まぁ、それはさておき…
とにかく、多くの人がゼクシィを手にし、目を通していると思います。
でもって、3回くらい買って見てみればわかりますが、ゼクシィに載っている指輪ブランドは毎回ほぼ同じなんですよね。
もう何年間もずーっと大半が同じと言っても過言ではないでしょう。
ゼクシィによく広告を出しているブランドがゼクシィ系ブランドと言われていたりもするくらいですし、
ジュエリー業界を見渡せば、いつもゼクシィに広告を載せているブランドの方が、全体の中で一部と言う感じになるので、尚更、毎回同じ感が出てるんですよね。
以前、うちに来られたゼクシィの営業さんも、毎回、変わり映えのないところに苦慮されていると、おっしゃられていたくらいです。
なので、ゼクシィに載っている指輪ブランドも他人とかぶり易い傾向があると思います。
前述した通り、ブライダルジュエリー業界を見渡せば、ゼクシィに載っていないブランドもたくさんありますし、ゼクシィに頻繁に広告が出ていなくても
有名ブランドと遜色のない様な品質を実現しているブランドも、世の中にはたくさんあるんですよね。
なのに、結婚情報誌がゼクシィに一極集中している事、そこに掲載されているブランドが毎回ほぼ同じ事、などにより、そこに集中しがちな為に、かぶり易くなってしまっている訳なんですね。
実際、ゼクシィに掲載されているブランドの中には、〇〇〇〇組の夫婦に選ばれているブランドという様なコピーを見かけたりもします。
多くの人に支持されている、人気がある、そういうブランドであるという事をアピールしたいのでしょう。
それは、ある種の安心感につながることを狙っているのだと思いますが、角度を変えてみれば、それだけ多くの人が買っているということであり、
当然、かぶり易くなるとも言えるんですよね。
<商品ラインナップは頻繁に変わったりしない>
ちなみに、皆さんこんなことは恐らく想像されていないと思いますが・・・、
各ブランドの商品は、5年経つと、ラインナップが大きく入れ替わっていると思われますか?
実は、商品ラインナップは、5年後もほとんど変わっていないんですよね。
洋服ほど、毎年変わる様なトレンドもありませんからね。
そうなんです。
ブライダルリングの商品ラインナップは頻繁に、それも大幅に変わったりしないんです。
たまたま、ブランドのフルリニューアルにでも当たれば、商品が大幅に変わったりもしますが、そんなことでもなければ、
幾つかの商品が廃番となって無くなるのと、その入れ替わりで、少しだけ新作が加わる程度で、ほとんどが5年前と変わっていませんし、
人気の高い商品、言うなれば、よく売れる商品ほど、入れ替わらないもんなんです。
つまり、ゼクシィに長く掲載されているブランドで、且つ、多くの人に選ばれいるという様なコピーが事実なら、そのブランドの人気商品程、
データ的には持っている人が多いという事になり、誰かとかぶり易いという事になる訳なんです。
あまり他人とかぶりたくないという思いがありながら、どうも人気やネームバリューみたいなことを気にして、かぶり易くなる要因的なことを見逃しがちになってしまうので、
他人とかぶりたくない人は、本件、是非、覚えておいて頂ければと思います。
尚、私は、他人とかぶっちゃいけないとか、被ることが良くないなどと、言いたい訳ではありませんし、
かぶり易い有名ブランドやゼクシィに載っているブランドが良くないと言いたい訳でもありませんので、そこのところは、誤解の無いようにくれぐれもお願いしたいと思います。
他人とのかぶりが気になる事よりも『それが欲しい』という気持ちが上回っている場合は、誰とかぶろうが欲しいものを優先すべきだと思いますので、
あくまでも、出来るだけ、他人とのかぶりを避けたいと思っている方へのアドバイスとご理解頂ければと思います。
<フルオーダーは、フルオーダーで、別な問題もあるので要注意>
ちなみに、人とかぶりたくない人は、それなら自分たち専用にデザインから描いてもらえるフルオーダーが良いかも?と思われるかもしれませんが、
それはそれでまた別な部分で、注意すべきことや考慮すべきことがありますので、安直に考えない方が良いと思います。それについては、また別な機会に書きたいと思いますが、
早くお知りになりたい方は、是非店頭までお越し頂ければと思います。
という事で、結婚指輪や婚約指輪の他人とのかぶりを避けたい方は、参考にして頂ければと思います。
最後までご覧頂き有難うございました。
今日も千葉県成田市より愛を込めてお送りしました。