内甲丸（内側が丸い）のメリットとデメリット

こんにちは～千葉県成田市で一番楽しいブライダルリング専門店ラムールトゥジュールの船越です。


＜内甲丸が絶対的に良いというものでもない＞

さて、今日は、指輪の内側の形状についてのお話です。

指輪の内側の形状は、大きく分けると、丸みを帯びているタイプと、平たいタイプがあります。丸みを帯びているのを『内甲丸』と言いまして、内甲丸は、着け心地が良いと言われています。

丸い分、抜き差しする時に、関節などに対しての当たりも柔らかいので、確かに、体験した人からは、着け心地が良いという感想が多いですし、私自身もそう思います。

実際、その心地良さで、指輪を決めてしまう方もいらっしゃるし、世間では、内甲丸の方が良いものという風潮があると思います。と言うか、内甲丸至上主義と言うくらいの感じがありますね。

ですが、内甲丸が絶対的に良いというものでもないんです。

どういう事かと言うと、フィット感と関係があるんですが、指輪のフィット感って、グラつかずピタッとした感じがお好きな人と、窮屈なのがお嫌で少しゆったりした感じがお好きな人がいらっしゃっるんですね。

内甲丸は丸みを帯びている関係で、指当たりが優しく着け心地が良いと感じるのですが、ゆったり目のフィット感にすると、グラつく感じがして気持ち悪いという場合もあるんです。

逆に、指輪の内側が平たいタイプは、グリップが利いてグラつかない安定感があるので、その方がしっくりくる人もいらっしゃるんです。

＜どっちが優れているかを分けるものではない＞

お解り頂けたでしょうか？指当たりや着け心地が大事だという人には、内甲丸の方が良さそうですが、グラつかない安定感のあるフィット感が大事な人には、内甲丸じゃない方が良さそうですよね。

それだけでなく、結婚指輪の使い方の違いも関係してきます。

結婚指輪を着けっ放しに出来る人と、職種などの事情により、割と抜き差しする機会の多い人がいらっしゃいますが、着けっ放しに出来る人は、着けっ放しの状態に慣れてしまえば、指輪の内側の形状の差なんて感じなくなるんですよね。

だから、着け心地なんて、ほぼ気になななくなりますし、指輪を抜き差しする機会も少ないので、指当たりもあまり気になりません。

ですが、抜き差しする機会が多い人は、特に男性は関節が張っている事が多いので、抜き差しする度に、関節のところを擦りますから、指当たりの違いは、抜き差しのし易さに大きく影響するし、指当たりの優しい内甲丸の方が、お好みだという人が多いと思います。

こうなってくると、着け心地とフィット感のどちらを優先すべきなのか？ということを知りたい方が、いらっしゃると思いますが、そこについては、正解などないんですよね。

どちらを優先したいのかは、個人個人で違いますし、結婚指輪の使い方も人それぞれなので、そういった事がどの様に組み合わされるかによって、どれが自分に一番マッチしそうなのかが違って来るということなんですね。

だから、内甲丸の方が絶対的に良いという訳でもないという事なんです。

つまり、指輪の内側の形状の違いは、どっちが優れているかを分けるものではないということなんです。一応、補足しておきますと、内側の形状は、どちらが指輪として優れているかを測る部分ではないのですが、製作上の難易度は、内甲丸の方が高くなります。内甲丸の方が作るのが難しいということです。

内側が丸い場合、指輪の断面を見ると頂点が出来るんですが、その頂点が横から見た時に、直線に見える様に一周周っていないといけないんですよね。この指輪の内側を磨く作業は、人間の手によって行われるので、腕の良い職人でないと綺麗な内甲丸にならないからなんです。

そういう意味では、内甲丸を選択している商品は、技術力に自信のあるメーカーやブランドが、それを伝える方法の一つとしているかもしれないですね。

＜そこもご縁なんじゃないでしょうか？＞

ちなみに、内甲丸と平たいものの間を取ったようなものもあるんです。台形内甲丸と言うんですが、指輪の内側のエッジの方は、大分丸くなっているんですが、中央は平たくなっている感じですね。これは、着け心地は優しく、ピタッとした安定感もある感じで、言うなれば良いとこ取りをしている訳ですね。

こういう中間的なものが存在するということは、ある意味、丸いのと平たいのの、どちらか一方が良いものだということではないことを、裏付けていると言えるのかもしれないですね。

と言うか、そもそも論として、指輪の内側の形状が、どっちのタイプであってもあまり気にならないという人もいらっしゃいますし、どちらのタイプがお好きであろうと、結婚指輪は、内側の形状で選ぶというより、デザインで選ばれることが多いので、選んだ指輪の内側がたまたまどっちのタイプだったかってことで、決ってしまう事が多いんですよね。(;^ω^)

こういうと身も蓋もないですが、まぁ、そこもご縁なんじゃないでしょうか？ということで繰り返しますが、指輪の内側が丸いか平たいかは、指輪の優劣を測るものではないということと、それと同時に、選んだ結婚指輪がたまたまどっちのタイプだったかということだけの話ってことですね。

という事で、結婚指輪の内側の形状のお話でした。

最後までお読み頂き有難うございました。今日はここまで。千葉県成田市の結婚指輪と婚約指輪の専門店ラムールトゥジュールから、愛を込めて。私は、千葉在住約50年にもなる生粋の千葉県民であり、当社は、成田の地元企業です。皆で地元を盛り上げましょうね～。