これを知ってからお店に行こう!

いつもありがとうございます。ブライダルリング専門店ラムールトゥジュールの船越です。

さて、今日は、かなり重要な内容ですので、是非最後までご覧下さい。

次の画像をご覧下さい。

よくお店やブランドのHPに載っている様な結婚指輪の画像です。

皆さん、この画像の通りでしか買えないと思っていませんか?

実は、そんな事ないんですよ。

有名なナショナルブランドの結婚指輪は出来ない事が多いんですが、国産ならオーダーメイドスタイルのブランドが多いので、大なり小なりのカスタマイズが出来るんです。

これって、ご存知ない方が多いのですが、めちゃくちゃ大事な事なんですね。なぜなら…、

カスタマイズができるという事と、どんなカスタマイズが出来るかという事を知った上で商品を見るのと、そういう情報や知識を一切知らずに商品を見るのとでは、

指輪の見え方や感じ方、更には、満足度が大きく違って来るからです。

とても大事な事なんですね。

ですから、私はお店で最初にこの話をお伝えしています。

では具体的に何をお伝えしているかをご説明していきましょう。

この画像は、プラチナで作ったらこうなるというバージョンなんですね。
プラチナ製という事です。今時な感じで女性用にはメレダイヤが数石ついてます。

日本では、プラチナ製の結婚指輪が一番売れているので、広告の画像や店頭展示されているのは
プラチナ製が大半を占めているんですね。

なので、世の中には、ピンクゴールド(PG)の結婚指輪をお探しの方もいらっしゃるのに、どのお店に行ってもピンクゴールドの結婚指輪が沢山展示してあるお店なんて、ないんですね。

すると、お客様は、その少ないPGの展示物の中から選ぼうとされちゃうんですが、そんな必要はなくて、オーダーメイドの商品なら、プラチナ以外の金属でも造れるんですよ。

だから、画像に、プラチナ版しかなくても…
店頭に、プラチナ版の見本しか、置いてなくても…、
注文として指定すればイエローゴールド(YG)でもPGでも、大概造ってもらえるし、

中には、一部プラチナ、一部18金になっているコンビ版でも可能だったりします。

逆を言えば、YGやPGで展示されている指輪をプラチナで造ることも出来るし、展示されているのがコンビ版だけだったとしても、ゴールド系だけ、プラチナだけの単色でも造れるってことです。

ここでは、解かり易い例として、これらの金属をあげましたが、18金は他にもWGなら、大体可能ですし、ブランドによっては、シャンパンゴールドやサクラゴールド、また、あまり聞き慣れない
グリーンゴールドとかブラウンゴールドなどが用意されている場合もあったりします。

これを知っているか知らないかは大きいと思いますよ。形は好きなのに、PGじゃないという理由で選べないという事がなくなりますし、プラチナにこだわりがない方には選べる選択肢が断然増えますからね。

では、次に、メレダイヤについて見て行きましょう。

今の時代、女性用の結婚指輪は、メレダイヤが付いているものが大半を占めていますが、ダイヤが付いてない方がお好きな女性もいらっしゃるし、ダイヤを付けたい男性もいらっしゃるんですよね。

無い方がお好きなら、ダイヤ無しにしてしまう事が出来ますし、ダイヤを付けたいなら付いてない指輪に追加する事もできたりします。

メレダイヤ無し
男性用にメレダイヤ追加

また、メレダイヤについては、付けるか無くすかだけでなく、留める数、留め方、色などを変える事もできます。

沢山は要らないけど、少しだけダイヤが欲しいとか、珍しい留め方をしたいとか、希少なピンクダイヤを入れたいとか、お好みはそれぞれ違ったりしますからね。

例えば、こんな風にできるんです。

彫り留め/メレ少数
泡留め
ドット留め(ふせこみ)
ドット留め(ふせこみ)✖3

店頭に展示されてるのは、大体、最も代表的なバージョンだけになるので、こういうことが出来るのを知らないと、指輪の形は好きなんだけど、私には、これでは

ダイヤが多過ぎるの、、、とか、足りないの、、、とか、そういった事が理由で通り過ぎてしまうんですね。それって勿体ないですよね?

なので、この事を知っていれば、お好みの形の指輪を諦めなくても良いし、それどころか、お好みの数のダイヤを、お好みの留め方で留めて、更に満足度の高い指輪にすることが出来るという訳です。

これらは、あくまでも一例ですが、こういった事も選べる全ての金属で出来る訳なんです。これだけでも数えるのが面倒なくらい組み合わせのパターンがありますよね。

次は、メレに色石を使う場合です。

この画像は、ピンクサファイアを使っている例ですが、

ブルー系のダイヤなら、大概のメーカーで対応していますし、メーカーによっては、珍しい色(赤と緑とか)のメレダイヤが用意されていたり、誕生石を留めてくれるところもあるんですね。

それらをお好みに従って、自由に組み合わせられるってことなんですよ。可能性は無限大って感じでしょ。

更に、表面のテクスチャーですが、艶仕上げ、半艶仕上げ、艶消し仕上げといったものが標準的ですが、半艶にも幾つか種類がありますし他にも、ザラザラするとか、ギザギザするとか、凸凹するとか、色々あるんですね。

指輪全体の仕上げを艶にするか、艶消しにするかで、イメージが凄く違いますし、艶ベースの指輪に、一部艶消し部分を入れるとか、又は、その逆にするなんて事も出来ますからね。

コレだけでもオシャレ度が結構変わって来るんですよ。

他にも細かい事が色々あるので、店頭ではお客様に応じて、必要なことをもっとご説明しておりますが、ざっと、まとめると…、

・金属が選べる
・ダイヤの数、付ける場所、留め方や色を変える事が出来る、そして、
・表面のテクスチャーを艶、半艶、艶消しなどから選んだり、組み合わせたり出来る

という感じで、オーダーメイドのブランドなら、概ねこういったカスタマイズが出来るんですね。

勿論、ブランドや商品によって、対応してもらえる範囲は異なりますが、メーカーが受けてくれる
カスタマイズは、全て保証の範囲内になりますから、その点も心配無用ですよ。

ちゃんとしたお店なら、個々の商品毎に何が出来て何が出来ないかなど店員さんがサポートしてくれますので、その辺りも含めて結婚指輪選びをした方が良いよねと思う訳です。

私は、無理にカスタマイズをお薦めしたい訳ではありませんが、何か一つでもやると、他の人とかぶりにくくなるし、そこにこだわりが入り込んで、その分満足度が上がるんですよね

当店のお客様も、あーしよう、こうしようと、夢中になってますよ

なので、どう考えても、この話を知らないまま指輪を選んでしまうのは、勿体ないと思うので、お伝えしたかった次第です。

最後に、皆さんが気になってるであろう所についても触れておきたいと思います。

『確かに魅力的だけど、こういったカスタマイズをすると、価格がどんどん上がってしまうんでしょ?』と心配される人や、

中には、少しでも高く買わせる為に、カスタマイズに誘導していると勘繰る人もいるんじゃないか
と思うんですが、

ブランド、商品、カスタマイズの内容によって、価格が上がるばかりでもないということをお伝えしておきたいと思います。

まず金属ですが、選ぶ金属によって価格は、変わる事が多いです。

昨今の地金相場の状況を見て頂ければわかりますが、プラチナより金の方が大分価格が高いですからね。直近の状況としては、同じ指輪なら18金で造った方が高いというブランドが増えてきています。

そこは材料そのものの価格なので仕方ない所ですよね。

ただ、誤解しないで欲しいのは、プラチナ製を求めてる人をわざわざ18金製に仕向けたい訳ではなくて、YGやPG製を求めている人に、展示物がプラチナ製だからと言って諦める必要なんてないんですよ、という事を伝えたいのであり

18金製に仕向けて、幾らかでも高く買わせようという事ではありませんし、全部のブランドで18金製の方が高いのかと言えば、それだって、そうでもないんですよね

地金が高騰している状況下でも、まだ値上げせずに踏ん張っているブランドもありまして、プラチナで注文しても18金で注文しても価格は同じというブランドもあれば、それこそ当店の取扱の中には、プラチナより18金の方がまだ安いブランドもありますからね

また、指輪につけるメレダイヤの数が多いか少ないかで言えば、基本的に、少ない方が安いのですが、面白い事に、ダイヤが何石か付いているのと、全くついてないのとでは、付いてない方が安いと思いきや実は、そうとも限らないんですよね。

ダイヤ付きとダイヤ無しのバージョンが最初から用意されている場合は、ダイヤ無しの方が
ダイヤを留める作業代がかからない分、大概安いものなんですが、

ダイヤ付きの指輪を加工して、ダイヤ無しにする様な場合は、加工代がかかる為、ダイヤを無くしているのに価格が変わらなかったり、ダイヤ付きより価格が上がる場合もあるんです。

ダイヤをなくしてるのに、価格が上がってしまうと、一見、損な気がするかもしれませんが、いくばくかの価格UPで、ダイヤ無しが実現出来るなら、その方が嬉しいという人もいらっしゃいますから小さくない事なんですね。

カラーダイヤや色石については、何から何に変えるかによって、価格が変わったり、変わらなかったりします。変わる場合は、上がる方が多い気がするけど、ダイヤから誕生石への変更は、下がる場合もありますね

あと、デフォルトで天然のピンクダイヤが付いている様な場合、ピンクダイヤをホワイトダイヤ(白)に変更すると間違いなく価格は下がります。

例えば、デフォルトで、メレが5石付いていて、その内訳が天然のピンク2石と白3石という場合だったとします。天然のピンクダイヤって、今やかなり高いので、ピンクが2石も使われていると、欲しいけど予算的に難しいという場合があるんですよね。

そんな時に、ピンク2石の内、1石を白に変更し、ピンク1石、白4石にすると、価格が下がって、買い易くなるんですね。

ピンクが欲しいという希望と予算内で購入したいという希望の両方が実現できる訳です。

これって大きいでしょ?

そして、意外と印象に大きく関係する表面のテクスチャーについては、選ぶ仕上げによって追加費用が掛かる場合もありますが、どの仕上げを選んでも価格が変わらない方が多い気がしますかね。

商品によっては、デフォルトで特殊な仕上げが設定されている場合がありまして、そう言った商品の場合、一般的な仕上げを選ぶと価格が下がる事もありますね。

なので、カスタマイズ的なことを何かやれば、必ず価格が上がるとも限らないしカスタマイズを知れば、見た目の満足度は勿論のこと、場合によっては、価格的な満足度も上げられるって事なんです。

これだけ知れば、指輪選びが変わって来ませんか?

ですよね?

満足度が変わって来そうな気がしませんか?

するでしょ?

そういう事なんです。

結婚指輪を例にお話ししましたが、これは婚約指輪でも同じですのでこれから婚約指輪や結婚指輪の購入予定がある方は、是非参考にして頂ければと思います。

という事で今日はここまで。千葉県成田市より愛を込めて。