金種に因る価格差の話
いつもありがとうございます。ブライダルリング専門店ラムールトゥジュールの船越です。
さて、早速ですが、当店で販売しているブライダルリングは、基本的に、プラチナ、18金のイエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールド、等から、お好きな素材で製作することが可能なんですね。
それによって、コロナより前の時代は、同じ指輪でもプラチナで造る場合と18金で造る場合では価格差がありました。プラチナで造るより、18金の方が3~4割安かった感じですね。
ですが、ご存知の通り、コロナ以降は、金価格が高騰している関係で、多くのブランド(メーカー)がプラチナで造っても18金で造っても同じ価格にしてきたんですね。
今現在、そういうブランドが世の中の中心になっていると思います。
ですが、この秋(2024年)に直近で値上げに踏み切ったブランド(メーカー)は、何と、18金で造った時の方がプラチナで造った時より高い価格になっています。
地金価格の現状から見れば、その方が妥当だと思いますし、そういうブランド(メーカー)が現れると、徐々に、他ブランドが追従してくるのが常なので、近い将来、どのブランドもそういう感じになると予想されます。
そうです。地金価格が現状の水準で行けば、近い将来、プラチナで造るより、18金で造る方が高額になるであろうという事です。
ですから、もしも、ゴールド製の婚約指輪や結婚指輪をご希望されているなら、多くのブランドがプラチナ製より18金製の価格を高く改定してくる前に購入された方が良いと思うという事なんです。
結婚指輪を買うには、まだ少し早いかなと思っても早めに動いておいた方が良いかもしれません。全く同じものがある日を境に価格だけ上がるという事ですからね。
一方、プラチナ製をご希望の方は、逆に、遅らせ気味にした方が良いかと言えば、そんなことは無いんですよね。
何故なら、各ブランドが18金製価格の値上げに踏み切った時に実際プラチナ価格がどうなっているかわからないからです。
そりゃ、プラチナの地金価格が今より下がる可能性は0ではないですが、世の中の動向的には、高くなる要素はあっても、下がる要素がありません。
つまり、今よりもプラチナの地金価格が上がっていたら、ゴールド製の価格改定の時に、プラチナ製の指輪の価格も今よりは上げてくる可能性大ってことなんですね。
同じ指輪を前提に、18金製の価格とプラチナ製の価格とを比べたら、プラチナの方が安いでしょうけど、今現在の価格よりは上がる可能性も多分にありますし、
経済的な原則として、どっちみち、経費をかけて、カタログも値札もマニュアルも全部改版するんだから、当然、二度手間にならない様にまとめて改版した方が効率が良いですからね。
ちなみに、傾向としてはこの通りなんですが、実は当店にはまだ、18金製の方が安い価格設定のブランドがあるんですよ。ブランドとしてもかなり人気です。
えっ、なんで?今時18金製の方が安いのっ?て思いますよね。ちゃんと理由があり納得できるものなので、怪しくなんて無いですよ。なるほどねって感じです。
ですが、それも未来永劫という訳にも行かないですから、いずれにしても早目の動きがベターですね。
ご参考まで。
千葉県成田市より愛を込めて。