参考になる点が沢山ありますね。
いつもありがとうございます。ブライダルリング専門店ラムールトゥジュールの船越です。
さて、今朝のwebニュースで、女優の我妻三輪子さんが、14歳年上の俳優さんと再婚されたというのを見ました。
その記事の中に、我妻三輪子さんのインスタで仲睦まじい写真が公開されてたんですが、その中に次の指輪の画像がありました。
それを見て、専門家として思うところがあったので、今日はそこについて書いてみたいと思います。
まず、その画像はこちらです。
私が思ったこと
【その1】
婚約指輪と結婚指輪の2本ともイエローゴールド(YG)を選ばれたんだなぁという事ですね。
日本人はプラチナ製のブライダルリングを選ぶことが未だに圧倒的に多いし、婚約指輪と結婚指輪の2本になる場合は、どちらか一本はプラチナにしておこうかなと思う方も少なくないのですがYGがお好きなんでしょうね。
最近は、オシャレに見えるという意見もあり、昔よりYGを選ぶ方が増えていますしね。
【その2】
エンゲージリング(婚約指輪)のセンターストーンは、一見プリンセスカット(角ダイヤ)のようにも見えますが、これは爪が4点留めの為にそう見えているだけで、アップにしてみるとラウンド(丸い)のダイヤだという事が確認できますね。
また、エンゲージリングもマリッジリング(結婚指輪)も、両方メレダイヤ無しの様なので、かなりシンプルなデザインですね。
良し悪しではなく、傾向として、メレが無いと金属面が多くなる為、時間と共に傷がついて曇って来るので、そこはお店がちゃんとご説明したんだろうか?と言うのが職業柄気になりました。
【その3】
華やかな芸能界に居る女優さんが選ぶ指輪としては、婚約指輪のセンターストーンも品のあるサイズ感だし、デザインも上記の【その2】の通り、非常にシンプルなものをお選びになられているなと思いました。
私の子供の頃は、芸能人同士が結婚すると、TVで中継されたりして、披露宴にかけた金額やケーキの高さを競ったり、ひけらかす様なところがありましたが、今はそんな時代じゃないんですね。
質素が美徳となどと言うつもりは全くありませんが、自分らしくと言うか、自分の好きな…を自信を持って選んでいる感じに好感が持てますね。知り合いじゃありませんが良い人そうな気配を感じます。
そういう意味では、ドジャースへの移籍が決まったメジャーリーガーの大谷翔平選手が移籍の記者会見の時にド派手なロレックスなどではなく、
グランドセイコーのシンプルな腕時計をしていたことが世界的に有名なファッション誌で絶賛されていましたが、それと通じる部分がありますね。
【その4】
一般的には、婚約指輪と結婚指輪を重ね着けする場合、結婚指輪が下で、婚約指輪が上なんですが、逆にされていますね。
これは私の勝手な推測ですが、指輪の幅が婚約指輪の方が太いので、デザイン的なバランスを考慮して、太い方を下にしてるんじゃないかなと思うんですよね。
上の方が太いと頭でっかちに見えるという人も居ますし、あえてそういうデザインにしている場合は別として、上の方が太いと確かに見た目の安定性が良くない感じに見えますからね。
だから、通常とは逆になるけど、一般的な重ね着けのスタイルに囚われることなく、ご自身で思う収まりの良い順番として、逆にされているのだろうと思いました。だとしたら、凄いセンスですね。流石です。
私の勝手な推測なので、もしかすると、一般的な重ね着けの順をご存知なくて、単に、間違ってしまっているだけかもしれませんし、セットリングになっていて、そういう順番で重ねる商品なのかもしれませんが…WW
という事で、こんな事を思いましたと言うお話でした。まぁ職業病ですね。
でも、良い事ばかりなので、その感性やスタンスを、一般の方々も是非参考にされてみてはと思います。
刷り込まれたイメージなんかより、もっと自由で構わないんですから…
今日はここまで、千葉県成田市より愛を込めて。